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荒川自然公園 公式ブログ:公園管理通信

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『おもしろ植物情報』第二回

『おもしろ植物情報』第二回

キランソウ
ジゴクノカマノフタ
なんともおどろおどろしい名前ですが、キランソウ(金瘡小草・金襴草)という、愛らしい名前もあります。ついでにもう一つ別名を上げると、「筋骨草(きんこつそう)」などと言われてもいます。「地獄の釜の蓋」にしろ「筋骨草」にしても、可憐なこの花の姿には似合わないと思うのですが、いかがなものでしょう。
墓地などでも日当たりの良い場所でよく見かけ、地べたにへばりつくように咲いている形を”地獄の釜の蓋”に見立てたのだとか、古くから民間薬、漢方にも用いられてきて色々と薬効があり、この草のおかげで元気になり、地獄の釜に蓋をしてしまう、という例えからつけられた、などの説があります。その薬効あらたかなところから「医者倒し」などとも呼ばれます。全草に薬効があり、開花期に採集して日に干したものを「筋骨草」と呼ぶそうです。解熱、咳止め、健胃、下痢止め、去痰、腹痛、高血圧、虫刺され、切り傷、火傷にと、その効能は枚挙にいとまがありません。最近の研究では関節症や骨粗鬆症への有効性、また筋肉を増強する作用も見いだされています。昔の人はまるでそれをわかっていて「筋骨草」と名付けたみたいですね。このように色々と呼び名があるのは、きっと身近に親しまれてきたからでしょう。現在、地味で目立たないせいか花の話題にもあまり登らないような気がしますが、その薬効や可憐な花の姿、またシソ科で、食べられる野草として香りもよく、どうしてどうしてなかなか隅には置けません。
花期は3~5月で、自然公園での花は終わってしまいましたが、来年、是非お目にかかりましょう。


 自然公園内での『おもしろ植物情報』の掲示位置はこちら

by <ハクチョウ1号>
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