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荒川自然公園 公式ブログ:公園管理通信

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『おもしろ植物情報』第五回

『おもしろ植物情報』第五回

ベニバナボロギク
ベニバナボロギク
  こちらも「かわいそうなとか、面白い(名前の)花」などとネットで検索するとほぼヒットする植物です。同じボロギク一家には他に、ノボロギク(ヨーロッパ原産)、ダンドボロギク(北アメリカ原産)があります。こちらのベニバナボロギクはアフリカが原産で、とふる里はバラエティーに富んでいます。そして総本家のボロギク(襤褸菊)はと言うと日本生まれの”サワギク(沢菊)”のこと、その別名がボロギクです。山地の沢沿いの林床などに生えるキク科の多年草です。ボロギクの名の由来については、「頭花(小さい花が集まって一つの花のように見えるもの)が集まって開花しているようすがぼろ切れがあつまった状態を想像したもの」と牧野新日本植物図鑑の説明にありますが、サワギクの頭花の集まりが特別ぼろ切れに見える、といった印象はありません。分家の三種は筒状花でサワギクとは似ておらず、むしろこれら分家の三種の果実期の冠毛が襤褸布のように見えるから、と言う説の方に説得力を感じます。しかし他のキク科の植物にも同様な冠毛をつけるものが多くあり、それらはボロギクとは呼ばれていないので、スッキリした説明とは言えません。
  さて、本題のベニバナボロギクですが、花は下を向いて咲き、終わると上向きになって冠毛のついた痩果を飛ばします。種子は森林の中などで生きていて、周囲が伐採されると真っ先に出現する、パイオニア植物です。一時的に群落を形成しますが、もとの植生が復活すると次第に消えてゆきます。このような性質の一年草は在来種には殆どありません。高さは1m以上にもなり、茎も太くなりますが全体に柔らかく、春菊に似た香りがあり、食用になります。

  自然公園内での『おもしろ植物情報』の掲示位置はこちら

by <ハクチョウ1号>
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